きむちんからのお手紙 − 2019年8月号 −
毎年8月は日本人にとって、とても特別な月ですね。
2つの原子力爆弾の投下、終戦という名の敗戦記念日。
そして先祖供養のお盆。勢いのある躍動する神[読み:たましい]は、山で海でフェスティバルで街中で嬌声を響き合わせ、味覚のない饗宴を輪廻のごとく繰り返しているというのに、沈みゆく神[たましい]は、日中気配を消して熱中症を避けクーラーからしみじみ離れることはない。
特に今年は、じりじりと暑くて蒸した日々が連日続き、蝉の合唱は読経のように鳴り響き、雷雲は積乱雲がその成長をピークに導いたころ稲妻と豪雨をピンポイントで撒き散らしていた!
そして選りによって、民族大移動のお盆というのに、太平洋の彼方から虎視眈々と迫り来た台風が夏のフィナーレを演じ、過ぎてゆく祭りの後のように、吹く夜風に秋の予兆を忍ばせた…
こんにちは、きむちんです。
若い頃には感ずることのなかった韻を、静かに受け入れてしまう還暦初の夏。
ふと物思いに耽り、本を漁り、脳みそのスポーツ?お勉強に明け暮れておりました!
要は”学び”が好きなんですね♪ページをめくる毎に、未だ経験のない知識が脳みそに飛び込んでくる。
まったく真っ白けだった脳の一部に新しい知識や知恵が書き込まれる快感!!
わかりますか♬ (扉を開ける前から、どきどきします)
古い細胞[我が家では、ジジババ細胞と呼んでます]は、ご苦労様でしたとばかりに神様の元にお帰りいただき、フレッシュで吸収力に溢れた若い細胞を自ら産み出す。
そのお手伝いを『本』が担ってくれます!『本』には読み方があります。速読が一概に良いとは、思ってません。じっくり、何故?どうして?う〜ん、どういう思考回路からこの答えは導き出されたのか?!などと書き手と向き合います。書き手の意図を見抜き、落とし穴に落ちないように自分軸を保ちながら読むのです。まさに”勝負師”です♬
小説や論文など、読み終わってもまた繰り返し読むことで、深い理解力を育んでくれる良い蔵書をたくさんコレクションしてみたら如何でしょう!!!インターネットニュースやテレビの情報には手軽さがある分、反復学習に不向きなものが多いようです♪
まるで溺れないように、何かにしがみつくかの如く[ジジババ細胞]に執着することなく、人それぞれに新しいことやものに、がっつりトライしてゆく姿勢こそ「がんこ本舗」の仲間っぽい仕草です♡
20年ぶりのリニューアルだった『海へ…Step』は、まさにその日々の連続の中で6年の開発・検証期間を掛け産まれたのでした(笑)
神社では、願い事をする時に御賽銭を出します!!何故?!
大きな願掛けほど、大きな執着(まさにジジババ細胞の支配)を捨てるための対価であるということです。執着を捨てれば神様が願いを叶えるために力をお貸しくださると、いうことです^_−☆
人生、還暦迎えてまた楽し!
きむちん TUE 20/08/2019